高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

大学病院・小児科を受診

 かかりつけ医の紹介で大学病院の小児科を受診。今までの経過を説明。ホルモン異常が気になったので、新たに血液検査をしていただく。生まれてこのかた、特に注射を怖がったことはない、みゆき。だがこの時、採血を非常に怖がった。まるで小さい子供が注射をいやがる感じ。不思議に思っていると、採血室で採血中に貧血を起こして倒れる。本能的に拒否していたのかもしれない。以来、彼女はずっと採血を異常に怖がるようになる。23歳になった今でも採血は苦手。

 血液検査の結果、心配していたホルモン異常はなさそうで、やはり起立性調節障害であろうという診断。ひとまず血圧を上げる作用のあるメトリジン*と頭痛がひどい時のためにロキソニンを処方され様子を見ることに。

 

*メトリジン:血管にある交感神経を刺激し、血管を収縮させて血圧を上げる薬。主な副作用は、口やのどの渇き、吐き気、食欲不振、口内炎、肝機能異常、胃腸障害、発疹、かゆみ、発赤、心悸亢進、息苦しさ、むくみ、ほてり感、倦怠感、発汗、不眠、頭痛、めまい、ふらつき、心室性期外収縮などの症状が出ることがある - ”お薬屋さんのガイドブック”岡島重孝・野口實 監修 永岡書店-