高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

みゆきの近況(就職から1年3か月)

 みゆきが就職してから、一年がたった頃、彼女の生命保険のことを考え始めた。就職してからずっと忙しく、生活も不規則なのが気になって、もし体調を壊しても安心して治療に専念するには、休職中にも経済的に困らないための何かが必要なのではないかと考え始めた。で、考えたのが生命保険。

 保険の外交をやっている友人に相談すると、起立性調節障害になった人はそれが寛解状態になってから5年間は生命保険にはいれないとのこと。もちろん保険会社によって規則は違っているだろうが、友人の保険会社ではそうらしい。みゆきが寛解といっていい状態になったのは、大学生になってからなのでそれから数えるとそろそろ保険に入れるかなと考えていた矢先、みゆきから連絡があった。

 ”体調が良くないから、しばらく休職する”とのこと。

私の頭をよぎったのは、“寛解から5年、という年月には意味があったのだ”ということ。