高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

レミニールとプレタール

 義母が認知症を宣告されて、お薬が処方されてから約2週間。飲んだり、飲まなかったり、重ねて飲んだりしては大変なので、まずは予定表として使っているカレンダーの横に、お薬用のカレンダーを併設。朝の分(レミニール+プレタール)、夜の分(レミニール+プレタール+コレステロール薬)とに分けて、それぞれ違う色のマスキングテープで日付の下に張り付けてみた。誤飲は防ぎながら、自分でできることは自分でやるのが、きっと自身のためにも、介護をする家族のためにも大切なのだと思う。本人のできることを減らさないこと、周りの負担を増やさないことに工夫を凝らしたい。

 

 今のところはこの方式で、間違えずにお薬を飲んでいるようだ。幸い、心配していた激烈な副作用は出ていない。先日「頭が痛い」と言ったのでヒヤリとしたが、まずは水分をたくさん摂るように勧めてみたら、水分補給で治ったようなので、脱水だったのではないかと思う。日頃から水分不足の傾向にあるのかもしれない。つれあいのためには、いつも必ず朝のうちに湯冷ましを作って水筒に一日分を準備するようなのに、自身の分はどうも作っていないようだ。義母用の水筒を差し入れて、自身の分の白湯も作ってもらうようにしよう。

 お薬が効いてきているかどうかは定かではない。ただ心なしか、イライラが少なくなって笑顔が増えているような気がする。そう言えば探し物の依頼もここしばらくない。もしかすると、周りがきちんと認知症であることを受け止めて、本人の言ったことを激しく否定したり怒鳴ったりしないように気を付けていることが、良い方向に働いているのかもしれない。今までは年に数回しか現れなかった義妹も、忙しい中時間を作って訪ねてくれている。これもプラスに働いているに違いない。

 

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