高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症面白話

 みゆきが、高校時代、不調に悩み始めた当初。私はまだ仕事をしていた。良い病院の情報を得たくて、同僚に相談することもあった。当時はまだあんなに長丁場になるとは想像もしていなかった。そんな頃、職場の先輩が私を元気づけようと話してくれた話。

 当時その方は、仕事もしながら認知症の義理のお母様の介護をしておられた。”介護は楽しく”というのが彼女のモットーで、面白話を沢山していただいた中でもこれは私のお気に入り。

 

  ”先日義理の弟が、義母に会いに来たんだけど、義母がその弟の名前をなかなか

  思い出せなくて…「ひろし!」「たかし!」「そうだ!たろう!」と認知症とは

  思えないほどたくさんの名前を連呼した挙句の一言。「思い出した!ジョン!!」

  それを聞いた弟の「あきら」さんが思わず「ワン!!」と吠えた、という話。ジョン

  は、子供たちが幼少の頃に飼っていた犬の名前だったらしいの”

 

 こんな楽しい話ができるような、軽やかな関係を目指したいと思う。