高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症-物忘れ以外の症状 1

 ここ数日雨が続いている。雨の中、義母が花の水やりをしているのを見かねて、義父が「雨降ってる中、水やりをしたら、花が枯れるだろうが」とストップをかけた。先回りして、「水やりはお母様にとって大切な時間だから、見守ってあげてね」と一言声をかけておけばよかった。

 それから、義母の調子が悪い。お薬が効き始めて落ち着いてきたと思った矢先のこと。イライラ、カリカリが止まらない様子。何かと義父を怒鳴り散らしている。「あなたが病気がちで心配ばかりさせるから、私はこうなったんだ」とか「家事を一切合切自分にさせるから、ストレスが溜まったんだ」、とか。怒鳴り散らし、物を投げたりもしている様子。硬いものを投げてケガでもしたらと思うと心配だが、私が出て行くと義母の自尊心を傷つけてしまうようで、仲裁に駆け付けられない。

 怒鳴り声が収まったと思ったら、隣に住んでいる私のところに、義母本人から声がかかった。「あなたがひどく怒っていると、夫が言った」とのこと。「え⁈私が?どうして?何に?」絶句してしまった。物忘れの症状には、慣れてきたつもりだった。探し物を始めたら、落ち着いてもらって一緒に粘り強く探せば、そのうち安心して、探し物を私に任せてもらえるコツは掴んできた。しかし、妄想への心構えはまだできていなかった。

 

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