高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症外来二度目の受診

 認知症を診断していただいた病院の二度目の受診。1ヵ月前に出していただいたお薬の副作用が出ていないかを確認の上、次回の受診までの3ヶ月先分のお薬を処方していただく。義母は、まだ車の運転をしているので、なるだけ早い時期に詳細な認知症の検査をした方が良いのだろうが、検査待ちのウエイティングリストは想像以上に長く、予定では半年後の予約しか取れない。ただ、キャンセルが出たら予定より早めて下さるとのこと。

 予定している検査は、認知症機能検査(Mini-Mental State Examintaion)。これは認知症の重症度を簡易的に判断するための、神経心理検査だそうだ。インターネットで内容を調べてみると、義母の場合高得点がでるのではないかと思われる内容なので、かなり軽度の認知症という判断になるかもしれない。

 今回の受診も、義妹が同行してくれたおかげで長いドライブも快適。認知障外来ということで緊張していた義母も、ドライブ中の和やかな会話にリラックスできている様子。受診で自尊心が傷つくのではないかと心配していたが、どうも思い違いをしていたかもしれない。普段、自分の物忘れを自覚して不安にさいなまれているからこそ、専門医に診てもらえるという安心感、安堵感があるのだと思う。老齢で難聴の夫と一日中一緒という風通しの良くない単調な日常から、しばし解放される心の軽さもあるのかもしれない、普段より記憶の調子も良く、明るく楽しそうだ。時々、病院の受診とは別に、こんな時間を作ってあげられると良いのかもしれない。