高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

高校2年の冬

 修学旅行へ行ってから、割と調子が良い。真冬で天気の良いことが多く、気温が低いのも良いのかもしれない。しかし試験勉強などで睡眠不足になると、途端に具合が悪くなる。具合は悪くても、出席日数が足りなくなることを恐れて、多少遅刻してでも欠席しないよう気を付けている。

 欠席日数のこともあるが、3月に大好きなミュージシャンのコンサートを予約した。今までしんどくても頑張ってきた自分へのご褒美にするのだという。留年してしまっては、これがご褒美にはならないということで、どんなに具合が悪くても、重い体をひきずって、学校へ出かけた。

 

 大きなご褒美を目の前にぶら下げたおかげか、進級会議にかけられはしたが、試験は全て受けて合格点を取っていたこともあり、何とか進級できた。