高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

春だから

 夫と喧嘩をしてから、どうも体調が悪い。体調というより、メンタルが悪いのかな。何でも話せる友人が転居して、半年以上も会えていないのも原因の一つかもしれない。今までは、何かあっても彼女と会ってとりとめのないおしゃべりをすれば、塞いだ気持ちも持ち直せていた。今回の夫婦喧嘩は、思わぬことに息子に取り持ってもらって、夫のだんまり無視の状態は終わっている。ただ、何というか、問題が解決しないままで、夫が普通の状態に戻ってしまったので、スッキリしないというか、もやもやが残っているというか、私の伝えたかった本意は全く理解されないままになったままのような気がして、心が晴れない。

 今回の喧嘩を子供たちに知られてしまったのも、何だか情けなく恥ずかしく、いたたまれない。長く同居した子供達に見栄を張るつもりもないけれど、毅然とした親でいたかったという思いがある。決して自分は強い人間ではない。ちょっとしたことで揺れるし、みゆきが起立性調節障害を発症して学校へ行けなかった時期にも大いに動揺し悩み苦しんだのを、家族は見て来たのだから、今更隠す必要もないのだろうとは思う。でも、でも…

 あれ?この心の調子が悪い感じ、これって春だから⁈母の心が壊れたのも思い返せば、桜の季節だった。その時も大きな出来事がきっかけになったわけではなかった。こんな時は、外へ出よう。外へ出て、体を動かさなくては。一気に春らしくなった野山を眺めるだけでも回復できるかもしれない。