高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

ケアマネーさんのこと

義母のケアマネさんは、要支援の時期にお世話になっていた地域包括支援センターの方に義母が要介護1になった段階で紹介していただいた方。私とほぼ同世代。明るくてフレンドリーで、歩いて5分のところに住んでおられる方。包括の方は、家が近所だからとい…

自分自身の健康のこと

小林製薬の薬害のニュースを見ていて思うのは、同じものをずっと摂り続ける怖さ。サプリメントは勿論だけど、これはサプリに限ったことではない。食品もしかり。とはいえ毎日毎日同じ食品を摂り続けるということは、お米以外にはないのでこれはさておき、持…

実子が同伴した成果

夫と言い争って、義両親の病院への同伴を私ばかりに任せないでほしいと伝えた手前、すぐに同伴をお願いするのも気が引けた。なので、直後の義母の眼科には私が一度同伴し、次の義父の皮膚科同伴は「私は行けないので、誰か行って下さい」とお願いした。いけ…

春だから

夫と喧嘩をしてから、どうも体調が悪い。体調というより、メンタルが悪いのかな。何でも話せる友人が転居して、半年以上も会えていないのも原因の一つかもしれない。今までは、何かあっても彼女と会ってとりとめのないおしゃべりをすれば、塞いだ気持ちも持…

言いにくいことを言う10日前の出来事

実は、夫との喧嘩は今年初めてではない。結婚当時から、私が思っても見ないところに埋まっている彼の地雷。時々踏んでしまっては、だんまり無視1週間を何度も経験するうちに、自分自身の平穏のために、地雷を踏まないように踏まないようにと、とても用心し…

言いにくいことを言ってみる

連れ合いが、私の至らないことを激しく非難してその日から口を利かなくなった。ほんの些細なことだと思って、伝え忘れた義母のこと。義母が花見のお出掛けで最初2個注文するはずだったお土産の注文書の注文個数を、直前に義母自身がくちゃくちゃと書き直し…

実母が鬱を発症して丸1年

ちょうど一年前、実家の母が常軌を逸し、娘としてこの事態にどう対処してよいのか分からず大いに動揺し、本当に苦しかった。母の症状は激烈で、パニック障害のようでもあるし、統合失調症、またはレビー小体型認知症かもしれないと恐れた。どのような病気だ…

ひらめきの事実

義母が楽しく通っているはずのデイケア。最近、行く回数が週3に増えて、新たに加わった曜日は、どうもいつものメンバーと違うらしい。そのせいなのか定かではないが、「何か最近は爺さん婆さんばっかりいるんだよね。年寄りばかりの中にいて浮いてしまうから…

ひ孫の来訪

一昨年の秋に結婚式を挙げた、義妹の娘夫妻に女の子が誕生した。かわいがっていた孫娘の赤ちゃんなので義母も喜んではいるはずだ。出産から1月半が経ったので、お祝い返しを持参するとともに、初ひ孫のお披露目のために義父母を訪問したいと連絡があった。…

眩暈対策

義母がデイケアに行って、ある特定の介護士さんの顔を見ると眩暈がして気分が悪くなると言う。家で気分が悪くなることは無いと言うので、始終眩暈の症状があるわけではなさそうだ。しかし義母は脳血管障害による認知症だと言われているので、身体的に悪いと…

ある特定の人を見ると気分が悪くなる

義父母が離れる時間を増やすために、義母がデイに行く日を週2から週3回に増やした。義母のお世話になっている事業所は、リハビリに特化した施設。筋トレをして、理学療法士さんがマッサージをして下さる。事業所の雰囲気はとても明るく、スタッフの方々も親…

自分の家のお皿が分からない

物忘れが進んできている様子の義母。最近は食器棚のお皿が見覚えのないもののように感じられて、それが気になるらしい。日中何度もお皿を抱えて我家に現れる。「これ、あなたの家のお皿だったわよね。長く借りっぱなしにしちゃったみたい」と我家に持って来…

義父母の激しい口論

義父は義母が認知症だということを認識している。なので義母の物忘れを嘆きながらも、お薬を飲み忘れないようサポートしたり、義母が通帳などの大切なものをしまう時には気を付けて見ていてくれたり、辛抱強く見守ってくれていることが痛いほどよくわかる。…

認知症が進んでいる

まだ、普通の知的会話はできる。初めて会った人なら、義母の認知症に気づく人は少ないかもしれない。しかし、本当に少しずつではあるが、できないことが増えているようで辛い。以前は朝と夜のお薬をカレンダーに私たちが貼り付けて、食後に自ら確認しながら…

友人の恵み

去年の夏まで、私には本当に長い間、何かあるたびに支えてくれる友人が傍にいた。みゆきが3歳の時に始めた英会話教室で出会ったママ友。周りは若いママたちがほとんど。その中、外観は他のママたちと違わないその友人は何故か同じような匂いがした(笑)私…

3回目の認知症検査

お正月のパーティをしてからほぼ1ヵ月。忙しさでパニックになってお料理が全く手につかなくなってしまった義母も、ようやく落ち着いて日常を取り戻しつつある。確かに忙しい行事でパニックになった後の回復は遅くなっているように感じるが、それでも1月も…

鬱病発症から10ヶ月

母が鬱を発症して10ヶ月。発症当時からすると格段に顔向きが良い。投薬は続いているとはいえ、素人目には寛解と言ってよい感じすらする。現在、退院から約2ヶ月。退院当初は、テレビを観ることすらできなかったし、たかが10人程度の集会室で大好きな歌を歌う…

みゆきが覚えていること

高校時代に起立性調節障害で苦しんだみゆき。あれからはやくも9年。今回の帰省はコロナにり患したせいで、自由に出歩けなかった。しかし「実家で何をしたの」と仕事仲間に聞かれて、「家で食べて寝たと」しか言えないのも寂しいとのことで、外出しても差し…

2024年、みゆきのお正月

娘のみゆきは、上京して9年。就職して5年か?年末年始の休みが、今年は少し長く取れる予定だった。例年より2日早く帰省し、2日遅くに帰京する予定。就職して以来こんなに長く休みが取れるのは初めてで、帰省したら何をしようかと楽しみに、年末の慌ただ…

鬱老人にカミングアウト

母が鬱で入院している最中(病状が極めて悪かった時期)に、母のすぐ上の兄が亡くなった。4人兄妹の一人が他界するのは、母にとってとても重大なことなので、隠したくはなかったが、ドクターストップがかかり内緒にしてきた。 しかし、老人ホームに入所後施…

認知症発症から3年経ったお正月

認知症を宣告されて初めてのお正月は、昔通りの大ご馳走を何とか周りの声掛けを頼りに数種類作った義母。次の年には、酢物とお吸物になり、今回は酢物だけになった。今回の酢物作りも、しかし大変だった。私が代わりに作ってしまえば手っ取り早かったに違い…

退院から1ヵ月

精神科病院を退院して一月。当初はしきりに病院へ戻りたがった母だが、少し顔向きが明るく、足取りもしっかりしてきたように感じる。鬱の特性もあるのかもしれないが老人というのは総じて変化に弱いのだと、納得する。 退院1ヵ月ということで入院していた病…

なかなか気分が上がらない

退院から10日。母の気分は相変わらず優れない。ドライブや美味しいものを食べに行ったりしようと誘っても、乗ってこない。「まだ調子が悪い。病院に帰りたい」と呟く。病院の方が安心感があるのかもしれない。でも、病院に戻ったら、もう戻ってこられないよ…

退院から一週間

母の退院から1週間。部屋にテレビを入れ、ラジオを追加し、編み物のセットと一人で遊べるゲームを持参して「どうやって長い一日を過ごしたらいいのさ」に答えて来た。できるだけ、行ける誰かが日に一度は訪問し、冷蔵庫のない不自由を補うべく、お菓子や果…

退院の日がやってきた

老人ホームが見つかって入居までの期間がとても短かったので、準備が大変だった。この時期息子の結婚準備やら、母の住んでいた家が売れそうになったりであらゆる雑事に追いまくられる日々。母の入居先は住宅型有料老人ホームというところ。規模もとても小さ…

灯台下暗し

地域包括センターと、病院の連携室そしてネットの介護情報を駆使して、やっと一つ母が入居できそうな施設を見つけた。できればお友達ができるように、大きな施設が本人の希望ではあったが、ここは全部で10人しか入れないごく小規模な施設。そして介護度の…

助けて!の第一声

鬱老人の母の入居先探しがうまくいかないので、一人で悩まず声を上げることにした。まずは試しに、母の従妹の娘さんに電話してみた。母の従妹、幼いころから近所に暮らし、青春時代も一緒に過ごした大親友。結婚して遠方に暮らすようになってからも、長年家…

退院の壁

母が鬱を発症し入院治療を始めて早くも半年が経とうとしている。入院当時からすると、格段に症状は安定している。一時期異様にハイテンションで、こちらが恐怖を覚えるくらいだったが、それも落ち着いてきた。医師が薬の適量を見つけて下さったのか、あるい…

面会制限が終わった

母の病棟にコロナの患者さんが出て閉鎖になっていた病棟が、ほぼ一ヵ月ぶりに解放された。入院費を払いに病院へ行ったついでに、お誕生日カードを病院スタッフの方に託し、母の様子を伺うと、「お元気ですが、先日こけて足が痛いと言っておられます」とのこ…

親を看ることは、ただ介護するだけではない

母が入院して、押し寄せる雑多なアレコレに溺れそうだ。母の調子は、快方に向かっている。それはとても嬉しくありがたい。しかし、母が留守の間、母の家を管理する大変さに音をあげそうな自分がいる。母が入院直前まで一人で住んでいた家は、今は亡き父が、…