高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

修学旅行後の生活

 修学旅行から帰ってから、少し調子が良い。学校に間に合う時間に起きて出かける。または、早朝に起きられなくても、少し遅れて出かけたりも。ただ食欲はなく、朝食はほぼ果物を少しだけ。酸味があり水分の多い果物が食べやすいらしい。彼女がこの時期愛したのはイチゴ。リンゴもよく食べたが、大きな塊は食欲をそいでしまうらしく、一口大または薄切りにして準備する。

 高校へはもともと電車とバスを乗り継いで通っていた。だが病気になってから乗り物酔いがひどい。特に満員の電車やバスは、天敵。立っているとすぐさま気分が悪くなるし、運よく座れても車内の熱気で気分が悪くなる。運動不足を招いてしまうと危惧しながらも、私が車で送ることが増えた。夕方になると随分気分がよくなるし、少し乗り物も空いてくるので帰りはほぼ、バス。バス停からは徒歩。たった10分かそこらの運動が彼女の体調を支えていたように思う。