病院の受診のくふう - 高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

　病気になった理由を考えて、悩ましく思うことは正直ある。でも、くよくよしても過去のことは変えられないし、病気になった事実も変えようがない。目の前のことを一つ一つクリアーしながら、前へ進むしかない。

　東洋医学も、別の病院も、入院治療も試してみたい。しかし現実的には今の段階で他の方法を試すのは、みゆきの場合難しい。みゆき自身が選択したのは、できるだけ欠席をせず高校卒業を目指すこと。ならば病院も変えず、入院もせず、今のまま大学病院とカイロプラクティックを定期的に受診しながら闘病する方法しか思いつかない。しかし、従来の受診の仕方では、ドクターに現状を伝えるのが甚だ難しい。体重の減少だけは、毎回の体重測定でわかるが、受診はどうしても起き上がれてからになるので、一番辛い状態を診てもらえないからだ。私たちの困り感、困り度合をドクターにも、カイロプラクターにも具体的に知っていただきたいのだ。

　そこで、毎日の起床時刻を記録して、それを見ていただくことを思いついた。初めは就寝時刻も記録して、睡眠時間も明らかにしたかった。しかし、なかなか寝付けないみゆきの就寝時刻を記録するのは無理だということに気が付いた。当然、何時間睡眠をとっているのかも、わからずじまい。

　この起床表は、確かに完璧ではなかったが、ドクターに、私たちの困り感が伝わったし、ドクターとの距離も思った以上に近くなった気がする。共に具体的サポート対策を練る話し合いができるのは、それだけで応援してくれる人を得た喜びにつながる。

高校３年時、11月の起床表

月/日

曜

天気

行　事

起　　床

就寝

睡眠時間

学校

備　　　　　　考

11/23

土

☀