高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

みゆきに東京で会った

 みゆきに会いに行った。夫婦喧嘩で東京へ逃げて行ったわけではない(笑)ここのところ師匠の仕事のアシスタント業務に加えて自分で取って来た仕事も徐々に始めている彼女。アシスタント業務が減ったわけでは全くなく、いつものブラック業務にプラスして自分の仕事をしているので、どうも睡眠時間を削っているような様子が、時々しかかからなくなった電話の折に垣間見えて心配になって駆け付けた。

 表向きは夫が行きたがっているジャズコンサートのために東京へ行くので、時間があったら会おうという名目で。そしたら、金曜日の7時から9時までのコンサート直後、仕事場からコンサート会場近くまでみゆきが出てきて夕食を共にした。田舎に生活する私たち夫婦にとっては、9時以降の食事は、とても稀な出来事。この時間から食べる罪悪感と言ったら。当然彼女の方はいつもの夕食の時間。むしろいつもより早いというから何とも言えない気持ちになる。彼女の不規則な生活はよく理解しているつもりだったが、こうして一緒に食事をしてみるとその異様さについつい口を出したくなる。彼女、食欲はある。元気そうでもある。毎日自転車に乗ってアトリエを往復しているようだから、運動もしっかるしている。おまけに撮影のある日は重い荷物を持ち運びしているので、しっかりと筋肉がついている。筋肉がない人は、水分を体内に溜められないから脱水症になりやすいと聞くから、その点は高校時代とは格段に違ってずっとずっと強い人になっているはずだと、彼女の体を観察しながら思う。

 次の日は土曜日。日曜日は終日仕事だそうだから、リタッチ(写真の修整)の仕事は溜まっているけれど土曜日は一緒に過ごそうと言ってくれた。