高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

みゆきの修学旅行の残骸

 ここのところ気温が低くなり過ごしやすくなったので、少しずつ断捨離を始めた。乱れた心を整理するのに、身の回りの整理、というところ。進めるうちに、意外なところから意外なものが出て来た。みゆきの高校二年の修学旅行の残骸。カナダ・バンクーバーの観光ガイドやら記念の絵葉書やら、旅のメモ書きなど。その中に、当時彼女が飲んでいた薬のリストを英訳したメモもあった。引率の先生には、ドクターから書いていただいた医療情報を英語にしてお渡ししていて、それに薬情報も入っていたはずだが、引率の先生と離れた時の用心のために、自力で英訳したものだと思う。平気、平気、と勇ましく旅立った彼女だったが、内心、”具合が悪くなったらどうしよう”と大きな不安もあったのだろうと想像する。

 タイミング良くみゆきから近況報告の電話があったので、”修学旅行の時の絵葉書やパンフレットがが出て来たけど、どうする?”と聞くと、きれいさっぱり処分してほしいとのこと。”修学旅行のことは全く覚えていないから、もういらない。いつか自分の稼いだお金で、もう一度行くから未練はない”との答え。カメラマンとして独立する日が、刻々と迫っているが、生計がたてられるようになるには、きっとまだまだ時間がかかるのだろう。自分の稼いだお金で、もしくは自分の仕事でバンクーバーへ行ける日がやってくることを、楽しみにしようと思う。

 相変わらず、みゆきは元気に仕事をしているようだ。最近のお仕事では、着物の展示会だとか、草木染の取材が楽しかったとのこと。近いうちに富士山での撮影もあるのだとか。変わらず、自転車通勤を続けていると言っていたので、体調も問題なさそうだ。

 

メモの内容

- metligine ( midodrine )2mg×2 / day 

-brufen ( ibuprofen ) 100mg , or loxonin ( loxoprofen ) 60mg  when needed