高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

起立性調節障害の発症

 娘 ”みゆき” が起立性調節障害を発症したのは、いつだったのか定かではない。今思うと中学2年の夏休み、吹奏楽部の練習中にひどい頭痛とめまい、吐き気で倒れ、数日同じ症状で臥せったときかもしれない。暑い日だったため熱中症を疑い水分補給で様子をみたが、中3の夏休みの練習中にも一度同じことがあった。1年前の痛い経験から熱中症には気を付けており、水分や塩分補給はしていたはずなのに。この時はあまりにもひどい頭痛だったので不安に駆られ、脳外科を受診した。結果は異状なし。もうひとつ思い当たるのは、小学4年生の頃。学校を休むことはなかったが、放課後のピアノのレッスンを頭痛のため休むことがたびたびあった。頭痛は決まって天気が悪くなる直前。それ以後も頭痛には悩まされたが、日和見頭痛、もしくは片頭痛だと思っていた。今思えば高校1年の時にも、頭痛がひどくて休むことが多々あった。同じく天気の悪い日や疲れがたまったとき。

 深刻な症状が出たのは、高校2年の夏。これも吹奏楽部の練習の後。頭痛、めまい、はげしい吐き気を訴えて、数日練習を休む。休んでいる間は、食事もせずひたすら眠り姫。当時、高校の体育祭前で吹奏楽の練習がハードだった頃。暑い中での練習で、疲れが出たのだろうと思っていた。