高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

症状

 高校2年の夏休み後半。9月初旬に行われる体育祭のために、吹奏楽部の練習がハードになっていた時期。みゆきは、ひどい頭痛とめまい、吐き気で部活を休む。病院へ行こうよと声をかけた私に、「動けないくらい疲れているので、眠りたい」とだけ言って

眠りにつく。食事時に声をかけると、「いらない。寝かせて。」と眠り続けること3 日。さすがに食事もせずに眠り続ける異常な様子にいたたまれず、嫌がる娘を連れて、小さいころからお世話になっている小児科に連れて行く。そこでは、「喉も腫れているし、鼻水もあるから風邪ね。」と診断されて風邪薬を処方される。

 一週間ほど薬を飲んで、水分補給もして、睡眠をたっぷりとった。しかし回復しない。それどころか症状はひどくなっている。同じ小児科に再受診すると、「進学校だし、部活も忙しくて疲れがひどいせいかもね。夏休み中だし、しっかり休養を取るといいね。」とのアドバイス。でも不安は膨らむばかり。