高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

鬱老人介護のブレイク

 つい最近まで元気だった母は、介護認定を受けていない。なので、一緒にいることに行き詰ってもHELPを公に求めることができない。たった4日一緒にいただけなのに、私も夫も、完全に負のエネルギーにやられてしまった。これから始まる大型連休のことを考えるとお先真っ暗。

 日頃は滅多なことでは”助けて”と言えない私だが、どうにも耐えられなくなって弟一家に助けを求めた。彼の家族は4人家族。息子も娘も就職はしたが、未だ一緒に住んでいる。全員フルタイムで働いているので、この負のエネルギーを浴びせるのは忍びないが、どう考えても、助けを求めなければ我家は全員共倒れになるという危機感があった。せめて休日の数時間だけでも、連れ出してほしいと懇願した。

 母のいない貴重な時間に、精一杯夫孝行をしたかったが、お互い負のエネルギーを浴びすぎて、お互いに優しくできない。普段なら何でもない会話が言い争いの種になる。話をすると大喧嘩に発展しそうで、黙ってしまう。そうすると余計に険悪ムードが高まってしまうという悪循環。いつまで続くかわからないこの最悪の状況。どう抜け出したらいいのだろう。

 まずは、やってくる大型連休をどう乗り切るかが問題だ。

メンタルクリニックにできるだけ早くに受診予約をしたいが、この時期どこも予約が一杯。そこに行くことで、もっと深刻な症状になってしまうような病院は避けなくてはいけないが、できるだけ早く診ていただけるところに、飛び込みたい気持ちがはやる。まずは、大型連休明けに一件、近くのクリニックに予約が取れた。それまでの辛抱だ。