高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

介護再デビューは強烈に!

 尿管結石の内視鏡手術の翌日にハメを外して痛みがぶり返したので、痛み止めのお薬を飲まないで済むようになるまでは、安静に過ごそうと固く決心していた私。1週間後に病院で術後検査の予定が入っているので、その結果が良好であると判断されたら、ボチボチ前の生活に戻していこうと考えていた。

 しかし、痛み止めを飲んでしまえば、ステントで苦しいわけでもなく、尿意切迫感があるわけでもない。見かけは、どう見ても普通の健康な人。手術で体重が落ちてもいないし、顔色も悪くない。なので、ディフェンス効果はゼロ。悪いことに、退院の2日後に、義母の内科受診の予約が入っていて、せめてそれだけは行かないわけにはいかないだろうと覚悟していた。私の入退院や手術のせいで、夫には立て続けに有休をとってもらっていたので、この内科受診は、家の近所でもあるし、高脂血症のお薬をもらうだけだし、私が行かなければと観念して同伴した。

 確かに、車で10分程度の運転で、内科受診もスムーズ。これくらいなら大丈夫、と思えた。ところが、これまで私が活動休止していた2か月間のストレスが義母の方にも溜まっていたようだ。帰りに、スーパーで食品の買い出しを頼まれた。でもスーパーには夫と一緒に2日ほど前に行って、大量に食品をストックしているはず。「ごめんなさい、体調がすぐれないから、帰りに病院のすぐそばのお蕎麦屋さんで、お父様の好きなうどんでも買って帰りましょう」と提案して、納得してもらうことに。その瞬間は「お父さんは、おうどん大好きだから、喜ぶわ」と一旦は了解してもらえた。うどんを抱えて、大喜びで帰宅し、食事を済ませた直後だった。「やはり、食料品の買い出しに行きたい」と我家のドアをノックする義母。結局断り切れず、スーパーへ。そしてドラッグストアとホームセンターとを梯子。その段階で私の方がくたくた。残念ながら、それで終わりではなかった!!!「久しぶりにケーキ屋さんの美味しいお菓子が食べたいでしょ?」と来た。「いや、まだ身体が本調子ではないから…」とやんわりお断りしたら、「病み上がりだから、しっかり栄養をとらなくてはね」との返事。病み上がりってところは覚えていてくれたのね。汗