高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

メンタルクリニック受診

 母の症状はただただ悲しく、何もやる気のなくなってしまう単なる鬱ではなさそうだ。ただ、認知機能は落ちておらず、幻覚や幻聴があるような精神疾患ではなさそうだ。どんな病院を受診するかは、迷うところではある。できれば精神科も心療内科も老人科もあるような大きな総合病院の受診が望ましい。ただ、連休中に予約できるのは、オンライン予約ができる病院に限られる。病院選びで失敗できないとは思うが、一刻も早く診てもらいたい。そこで、過去に1度夫の不調の時に診ていただいた、近くのメンタルクリニックを受診することにした。母の症状は通院で癒すには激烈なので、ずっとこのクリニックで診ていただくのは無理だと思うが、大きな病院へ橋渡しをしていただくためのファーストステップ。

 橋渡しのための受診が、正しいのかはわからないが、大きな病院へ直接予約を入れようとすると、連休明けから予約の取れる所を探し回らなければならず、後手後手になる。夫が行ったことのある小さなメンタルクリニックは、メールでの予約に、連休中にもかかわらず直ぐに返信を下さった。「最速5/9の午後の予約枠しかなく申し訳ない。お急ぎならば、これこれこういう病院ならばすぐに診て下さると思います」と他の病院まで紹介してくださったのも誠実だと思えた。40代と思しき女性のドクター。夫の受診時には、ちょっとドライな印象を受けた。が、ドライでいることはある意味、職業柄必要なのかもしれない。

 母のこのドクターの受診は、大きな病院への橋渡しだったので、言いにくい要望ではあったが、その旨を始めにはっきりと明言しておくことが目標。後々トラブルになりたくはないので、受診前には、伝えたいことを整理して書いておくことにした。

 

1.自宅介護で、夫も鬱々としているので、この先入院治療をして下さる病院の紹介を

 お願いしたい

2.母の症状の経過もわかりやすくまとめ、本人には聞かせたくない困り感も箇条書き

 にして受付時点でドクターにお渡しいただくようにお願いする