高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

心療内科受診まで

 心療内科受診までの4日間。実家で母と二人で過ごしたこの時間は、永遠に続く暗い迷路のようだった。セロトニンが、母を手に負えなくしていることは何となく想像できたが、自分勝手に休薬するべきでないこともわかっている。新しく始めたクロチアゼパムが母の症状を少しずつでも和らげてくれるのを祈るばかり。心療内科の予約は連休明け。そこまで踏ん張らねば。

 介護の応援要請をした3日間に比べると、少しはましになったとはいえ、母の落ち込みはひどく、目を離すことはできない。しかし、四六時中母につきっきりになる体力も気力ももう残ってはいない。ただ、放置することもできず、一緒に散歩して、食事の支度も無理やり手伝ってもらったり、家の片づけをちょびちょびやりつつ、私は読書に逃げる。母が読み溜めた本の数は、大量だ。少しずつ処分を始めているとはいえ、まだまだ私が読んでいない本もある。読書に逃げたり、ラジオで音楽番組を梯子したり、ただただ、自分のメンタルを守ることに必死。