高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

吹奏楽コンクール地方大会 結果

 最後の部活の日に、大泣きで目を腫らして行くことになったのが残念でたまらなかった。もっと上手な起こし方があっただろうにと思うと悔やまれてならない。ただ、目は確かにひどく腫れていた。けれど、いつもはあまりの具合の悪さに、起きてから出かけるまでに長い髪をきれいに整えることもできない彼女が、コンクール当日ということで、髪をきりりとポニーテールにした姿が新鮮で、とてもまぶしかった。最後の部活ができただけでもありがたいと思うしかないか・・と無理やり自分を納得させた。

 

 ところが、本当に思いがけないことことが起こった。地方大会で金賞を取り、その上の大会へ進む代表校の一校に選ばれたのだ。その大会は20日後。挽回するチャンスが生まれた!

今度こそ、気持ちよく送り出してやろうと思う。

 

代表校に選ばれて

「この上なく幸せ」と彼女が言った。

病気のせいで、暗く、表情も乏しく生気を失っていた彼女から

こんな言葉が聞けるなんて。