高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

再就職その後

 カメラマンさんの直アシとして再出発したみゆき。”小食バッジ”をつけて仕事を始めた彼女だったが、仕事を覚えてモリモリ働くうちに、小食バッジをつけなくても大丈夫なほどに心身ともに元気になってきた。動くから元気になる、元気になるから食欲も増す、食事を摂るからさらに動けるようになる。長年切望していた好循環をようやく手にすることができた。今では重い撮影機材も彼女が運び、撮影で遠出もする。

 やっと手に入れた好循環に喜んだのもつかの間、ここにきてこのコロナ騒ぎ。

すべての好循環をなかったことにしてしまうような、自宅待機の日々。でも絶望するのはやめよう。今では、動かなければまた悪循環に陥るのだということを、彼女自身がしっかりと自覚している。できる限り動いて、食べて、しっかりと次また動き出すまで力を蓄えれば良い。

 この機会に、念願だったギターを手に入れて、練習を始めたらしい。心の安定を図るための手立ても身に着けたようだ。

 苦しいことは、人生に一度だけではない。でも大丈夫。明けない夜はない!!