高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

医師選びの大切さ

 医師を選ぶのは難しい。それはさんざん体験したこと。何度も失敗して、何となく医師を選ぶ目安のようなものは、ぼんやりと持っていたつもりだ。

 

1. 相手を寄せ付けないような態度の医師とはうまくやれない

  (気軽に疑問点を質問できたり、相談できる方であることが大切)

2. 経験豊富でも、主観だけでなくきちんと検査をしてから診断してくれる

3. 患者の身になって、治療方針を考えてくれる

 

 この3つの条件は、新しい病院に行かなければならない時には、必ず心にかけていたこと。隣に住んでいる義母の物忘れが気になり、一日も早く専門医を受診したいと焦りながら、実子たちの了解を得ることに手間取って、先ずは説得し易い「脳や血管につまりがあったら怖いから、脳外科に行ってみよう」と遠回りをしてしまった私。

 一年前に受診したのは、近所でも評判の良い脳神経外科クリニック。医師も大らかで説明も丁寧。しっかりとMRI画像も撮ってくれた。画像診断の結果、脳や血管に全く問題はないとのことで、本人や家族はほっと一安心。「少し物忘れが気になるのですが…」と本人や実子の前で躊躇しながら話を振ると、「それは年相応」との答え。何とも釈然としない思いを抱えながら、ほっとした家族に水を差すことができなかった。

 

 この説明のつかないモヤモヤ…放っておいてはいけないことを身をもって体験していた私だったのに…