高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

メガネができた‼

 角膜潰瘍のせいで運転をしなくなって4か月半、やっと両眼視力が0.7に達し、メガネを作ることができた。新しく作ったメガネは今流行りの大きめレンズ。メガネを使うのは主に車の運転をする時。まぶしくないように濃い色をつけたサングラスにするつもりだった。しかし雨の日や、トンネル内で濃い色のサングラスでは危ないと夫にもメガネ屋さんにも強く勧められて、透明な普通のメガネに予定変更。そもそも雨の日や、ましてや雨の夜には運転しないつもりだが、義父母の緊急時にはそうも言っていられないと思い直した。でもサングラス機能がないと晴れの日も、薄曇りの日でもまぶしすぎるので、メガネの上部に着脱できるサングラスをつけてもらうことに。せっかくのおしゃれなマリメッコのメガネに無骨なサングラスを付けるのは興ざめだが、背に腹は代えられない。

 メガネができた次の日が、図らずも義父の大学病院受診日。たまたま夫も義妹も都合がつかず、早くも私の新しいメガネの出番が思いのほか早くにやってきた。正直、少し練習してメガネに慣れてから運転したかった。ただでさえ視力の左右差がはげしく見にくいのに、良い方の目を無理やり強く矯正するので、思った以上に見えるが、その分、激しく疲れる。長時間の運転でないのが幸いだ。しかし長いブランクがあったわりに運転に支障がなかったのは驚きだった。これで義父母のサポーターに完全復帰だと思うと、ほっとするやら、責任の重さに改めて重圧を感じている自分もいる。サポーターをさぼることに罪悪感やら、不甲斐なさを感じていたたまれない日々だったが、いざ復帰してみると、もう少し休憩していたかったような、不思議な気持ちに揺さぶられる。

 私がサポーター復帰したことで、以前のように一気に私一人の肩に全部がのしかからないよう、注意したいと思う。また身体を壊してしまうのも嫌だし、みんなで分担する方が、義父母の居心地も良いはずだ。まずは、買物の同伴は変わらず夫に行ってもらうことにしよう。私が、買物に同伴するときは、散歩で行くことに決めておこう。そして、義父母の病院の予定は逐一義妹とも連絡を取って、誰が同伴するかを決めてから、行くことにしよう。何も言わず私が行く習慣に戻らないよう気を付けるのだ。面倒でも、たとえ鬱陶しがられたとしても。