高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症外来

 今日は義母の4ヶ月に1度の、脳外科受診の日。相変わらず当たり前のように私が同伴している。ただ、私の頭の中は、心具合の悪い母のことで頭がいっぱい。そのことを知っているのに、何も言わない夫。義妹も、先日義父の病院の付き添いを頼んだので、義父母のカレンダーに書かれていた今日の予定を見ていたはずなので、知らないはずはない。納得のいかない私。それなのに、普段義父をケアしてイライラが募っている義母を、病院受診の後、美味しいレストランへ連れて行ってねぎらう私。何をしているのかなぁ、って自分でも嫌になる。

 でも、これではいけないと、ちょっと勇気を出して「定期受診を終わりました。異常はありませんでした。次回の受診は8/1です」と夫と義妹にlineで報告する。「今度の受診はあなたたちのどちらかが、同伴してね」と心の中で唱えながら。ここは、もう少し勇気を持って声に出すべきところだ、と自戒の念が湧きだす。でも、いやいや、これではいけないと思い直し、一言付け加えた。「実家の母が心配なので、明日は実家に様子を見に行きます。お互い後で後悔しないように、今できることをやっておこうね」と。このヒント、受け取ってもらえただろうか。受け取ってもらえてなかったしても、明日からは、義父母より母を優先しようと思う。義父母には、近くに立派な息子と娘がいるのだから。私自身も、母を後回しにして、後悔しないようにしたい。