高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

ストレスの恐怖

 義父の事故以降、病院への同伴問題で悶々としている私。これは新しく始まった問題ではなく、ずっと前から抱えていた問題ではあった。みゆきの起立性調節障害の闘病中にフルタイムの仕事を辞めて、勤務時間を極端に減らしたことで、義父母の病院への同伴が当然のように私の役割になったことは、自然の流れなのかもしれない。みゆきが大学に進学した段階で、復職していれば状況は今とは変わっていたかもしれない。しかし、大学へ入ってからも、いつまた体調を崩して応援に駆け付けなければならない状況になるかもしれないと、思い切って復職をする決断ができなかった。彼女が高2の時に海外へ修学旅行に行った際、いつでもカナダへ迎えに飛んでいけるように私自身のパスポートも更新して、待機していた時のように、大学に入学してからも心はいつもスタンバイ状態。彼女が就職してからもそうだった。大学を卒業して5年目の今になってやっと、もう応援のスタンバイは要らないかもしれないと思えるようになったが、今となっては私も年を重ね復職は難しい年齢に達してしまった。今ある仕事を保持するのがやっと。だからこそ、今ある少ない仕事には誠実に向き合いたい。

 今回のストレスの出どころは、単に”義父母の病院への同伴が増えている”ことだけではない。むしろ同伴するのは、私の時間と体力的な余裕がある限り構わない。問題はそこではなく、家族の誰もが、私が同伴することが当然だと思っているという事実。それを家族に伝えたいのに伝える勇気がない自分に対する苛立ちでもある。こうしてストレスを溜めると、日頃から調子の悪い”目”に来るか、もしかするとまた尿管結石ができるに違いない。何とかこのストレスを溜める悪循環は断ち切りたい。

 そこで考えた苦肉の策。義父母の病院へ同伴するたびに実子たちに報告書をラインで送ることにした。あてつけがましく感じられないように気を付けながら(気を付けても嫌味に感じられるかもしれないけれど、それはそれでいい)、その日の治療内容を淡々と伝え、次の受診の予定も必ず報告する。しばらくは毎日ガーゼ交換が必要な義父だが、毎日、病院へ行った後は必ず報告書を送ることにしよう。そして、もう一つの課題は、ちょっとでも私自身の体調に変化があったら、ちょっと大げさに言ってでも、「具合が良くないので今日の同伴は無理だ」と伝えよう。私の代わりを誰がするかは実子たちに話し合って決めてもらおう。自分の体は、自分で守らなければ誰も守ってくれない‼

 

今日2人の実子たちへののメール

  お父様の傷の消毒に行って来ました。足の腫れはまだひどく青あざもひどいです

  が、経過は順調のようです。新たに痛みは出ていませんが、目の周りが真っ黒。

  これは頭を打ってできた内出血が重力で下に落ちてきたためにできるもので心配は

  いらないとのこと。足の挫創からの出血がまだ止まっていないので、明日また受診

  の必要があります。

 

返って来たメールは

  ”お疲れさまでした”の一言。