高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

外からの助っ人

 連日の思わぬ出来事に心乱れて、今日はどんな言い訳をしながら義母のご機嫌伺いに顔を出そうかと悩む。いっそのこと顔出しをスキップしようかと何度も考えるが、日にちをあけるのはまずい。週末が近づいて、我家にもおすそ分けできるようなものも残っていない。長時間一緒にいるのは大きな試練だが、今週は一度も散歩に誘っていなかったので、散歩を提案しようか。もしかしたら、いい具合に散歩を断ってくれるかもしれないし。ウジウジ考えながら、恐る恐る義父母の家を訪ねると、意外にも爽やかな笑顔の義母。良かった、今日は調子が良さそうだ。

 聞くと、先日結婚式をした孫娘が、一緒にランチをしようと誘ってくれたとのこと。良かった。ご機嫌で、彼女に持たせるための煮豆を作っている真っ最中。「豆を煮てるから、散歩には行けないわ。あ!あなたが散歩に行くなら、お砂糖、買って来て!」と言う。一緒に散歩をせずに済むなら、お使いも何のその。すぐにお店に飛んで行った。散歩を口実に義母に会いに行った手前、車でお使いに行くわけにはいかないので、歩いて買物へ。姪の到着に間に合わなくなるといけないと思い、かなり速足で。曇天で空気も湿っていて、快適とは言えない天気だが、一人の散歩は、大いにストレス解消に役立った。

 タイムリーな助っ人登場に心から感謝だ。こうして、たまにでも介護ブレイクを担ってくれる誰かが訪ねてくれると、本当にありがたい。義父母にとっても、平坦な日常に刺激を与えてくれる爽やかな風になるに違いない。美味しいランチで義父にもストレス解消の妙薬になると思う。