高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

起立性調節障害と睡眠障害

 コロナ禍で、睡眠障害を起こす子供たちが増えているというニュースがテレビで放送されていた。ひどい睡眠障害で入院治療を受けているという中学生が出ていた。ニュースを見ながら、そうか、睡眠障害外来という手があったのかと驚いた。起立性調節障害に苦しんでいた高校生の娘の治療をどうしようかと模索していた時期、起立性調節障害というキーワードだけで治療法を検索、模索し続けたが、いかに視野が狭まっていたかを思い知らされる思いだ。

 田舎だから起立性調節障害に明るい医師がいないと嘆いていたが、田舎でも睡眠障害外来や、摂食障害外来ならば容易に探せたのかもしれない。夏休みのような長い休みを利用して、睡眠障害を治療する診療科で入院治療を受けられたら、もっと早くに治療できていたのかもしれない。後悔先に立たずだが、今現在ODに悩んでいる方がいたら、睡眠障害外来を考えてもいいかもしれない。睡眠障害の子供たちが多いということは、きっと起立性調節障害に悩んでいるお子さんたちも増えているのではないかと心配でならない。