高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

学級担任の先生に思いが伝わらない

 朝は一日のうちで一番具合が悪い。そのせいで遅刻することが多い。遅刻してまで行こうとする娘の頑張りに、日々具合の悪さを目の当たりにしている私からすると賞賛したい思いでいる。ところが遅刻して学校に行くと、たまたまその時間が担任の授業だったりすると「おお、さぼり姫がやっと来たね!」と言うらしい。娘はどんな思いでその言葉を受け取っただろう。本人「気にしてない」と強がるが、気にしないはずはない。「学校に来るのがいやなら、保健室登校というのもあるんだよ」と言われたこともあると言う。

 娘曰く「学校に行きたくなくて遅刻しているわけじゃない。そもそも保健室に朝から行けるぐらいなら、授業に出てるし」。それに何と答えたのかと聞くと、「そんなことにいちいち反論する気力も体力もない」どうやら言われっぱなしだったらしい。

 学期初めに病気のことを話して、理解していただいたと思ったが、どうも本意は伝わっていなかったらしい。2年時の担任の先生からの引き継ぎもなかったに違いない。

発病当時に先生へお手紙を書いたように、3年の担任にも詳しいお手紙を書くことにした。