高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

紹介していただいたドクターからのメール

 従弟に話をした次の日、さっそく彼の友人のドクターからメールをいただいた。

 

”こんにちは、初めまして。さぞかし、ご心配のことでしょう。
頭痛にかぎらず痛みを抱えるということは、精神的にも体力的にも消耗してしまいます。
症状を伺うと、間違いなく、自律神経の失調であると思います。
問題は自律神経のアンバランスがどこからきているかということになります。貧血や電解質のアンバランスがない、また、髄液の漏出症候群という気質的な疾患がないというところまでは病院で診断されますが、結局それ以外は原因不明ということで、起立性とか、頭位変更せいという診断で対症療法になってしまいます。
そのなかで多いのは頸椎のずれ(原因に骨盤のずれがあることもあります)、噛み合わせの問題ではないかと考えられます。

頸椎のずれに関しては、整形外科でレントゲンは撮ってくれるのですが、大多数のところでは、異常がない、あるいは、可能性はあるので、リハビリをしてみましょう、となると思います。そのリハビリが適切ならいいのですが、おそらく頸椎を引っ張ったり、暖めたりということになり、いままでの経過をかんがえると、引っ張ったら、具合が悪くなるのではないかと思います。噛み合わせに関しては、若いからといって、違うとは言い切れません。正面からみて、あごのふくらみが左右差がないかだけはチェックしておいたほうがいいでしょう。残念ながら、噛み合わせが適切かどうかをしっかり診断できる歯科は地域にはないと思います。順序として、まず、頸椎、腰椎、骨盤のずれがないか、一度診察してもらいましょう。そのずれを強制したうえで、とれないようなら、次のことを考えてみましょう。大変でしょうが、一緒に考えていきましょう。カイロプラクティックは駅の近くのハンズボーンというところです。夜の12時まで営業しています。初診時は私も、一緒に診察の様子を見せていただきます。曜日、時間でご希望を教えてください。よろしくお願いします。”

 

 何と親切で明快なお手紙。”一緒に考えていきましょう”という一言に大いに励まされ、この方は信頼できると直感できた。すぐに予定を調整して、カイロプラクティックの予約を入れた。