高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

起立性調節障害の子の食事

 食事ができないのは、発病当時からの悩みだ。吐き気があるので食べられないことが多い。特に起きてすぐの食事は難しい。でも学校へ行く前に何か食べないと途中でエネルギー不足になる。大学病院の主治医に、「食べられそうなものを食べたらいいよ」と勧められてから、みゆきの朝食は、ほぼイチゴなどの果物かアイスクリームを少し。

 起床が昼になっても、夕方になっても起き抜けには果物かアイスしか食べられない。試しに、お粥やパン粥、ヨーグルトやプリンも用意してみたけれどやはり食べられない。

シュガージャンキーになってしまうのではと心配にはなるが、何も食べないよりは食べたほうがよいに決まっている。そうしないと動けない。

 一日のうちの二食目、三食目には本能的にタンパク質を食べてはいるが、ごく少量。拒食症気味。少しでもたくさん食べさせたくていろいろと試してみたものの、なかなかうまくいかない。

 ある時、学校にお弁当を持参するときには、わりと残さず食べていることに気が付いた。お弁当と言っても、ごくごく小さな幼稚園児のようなお弁当箱。量は少量でも、お弁当には、小さなおにぎりと、肉や魚などのタンパク質と野菜、果物を入れるので栄養的には、わりと万遍なくそろっている。これだ!幼児期のように、ワンプレートに少量ずつご飯とおかずを入れる作戦!これはかなりうまくいった。

 血液検査の結果、貧血があることがわかったので、これにはプルーンジュースを試すことに。私が妊娠中に貧血解消のために飲んだのが、ネット注文で購入した”プルグルト”というプルーンジュース。これは私にもかなり早くに効いたという実感があった。幸い彼女にも効果があったように思う。

 

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*おにぎりは、大人が二口で食べれるくらいの小ぶりサイズ。一応お魚と、キンピラごぼうの中に少しのお肉。卵、緑の野菜、そして果物。これが夕食。