高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症と天候の関係

  起立性調節障害で苦しんでいた頃のみゆきの症状は、天候に大いに影響を受けた。天候が崩れる直前から、天気の悪い日は、決まって具合が悪かった。台風の接近も大敵だった。また、気温にも大いに影響された。冬は相対的に調子が良く、気温が上がる初夏から初秋までは調子が悪くなる。気温が高くなると具合が悪くなり食事が摂れなくなるため、脱水症状も加わってひどい状態になった。

  どうも認知症患者にも、同じような傾向があるように思う。気温との関連はまだわからないが、どうも低気圧は苦手のようだ。ここ一週間、台風の接近で雨が続いている。癒しの水やりも、つれあいに禁止されて出来ず、ストレス発散ができない。昨日までは怒鳴ったり、物を投げたりしていたが、今日は頭が痛いと寝込んでいるようだ。食事を差し入れようとしたら、固辞された。本人は、体調が悪くて食べたくないのだろうが、義父の食事が気掛かりだ。「食べたくなった時に食べられるように、少しだけ運んでおきますね」と言ったら、断固として断られた。「私の大切さを、つれあいにわからせなければ…」だそうだ。

 

f:id:gennoshoko:20210916155952j:plain