高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

認知症と車の運転

 義母の物忘れが気になり始めてから、ずっと気掛かりだったのが車の運転のこと。本人も自分が健康な頃と同じではないことは自覚しているようで、運転する機会が極端に減った。遠出はそもそもしない。コロナの影響もあって、大好きだったミニテニスにも行かなくなったし、カラオケ教室にも昨年の長期入院以来全く行っていない。車で20分位の美容院へも一人では行かなくなった。今のところ、車で出かけるのは、車で10分のスーパーへの買物くらい。週に2度デイケア施設へ怪我のリハビリに半日行くので、忙しく、以前のように毎日買物に出かけることはまずない。おおむね買物は週に2度くらい。最近は義父を同伴して出かけるようになったので、しばらくは大丈夫かと考えていた。

 しかし、昨日のこと。運転免許証の更新の案内が来た。80歳なので、当然認知検査を受けなければならない。絶句してしまった。確かに、運転ができる状態なのかを客観的に見てもらえるのはありがたいし、家族が「運転止めようよ」と宣告しなくて良いのも理想的ではある。ただ、もし、結果が悪かった場合、もう運転できないのだと突きつけられることになる。そうなると、大きな精神的打撃になるに違いない。車で買物に行けなくなってしまうと、私への依存度も急に高くなり、遠慮をしたり、自信を無くしたりするのだろう。突然降ってわいたこの状況に動転しているのは、実は私自身かもしれない。