高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

買物の分類

 ちょっとした浮き沈みはあるものの、お薬を飲み始めてから義母の認知機能は幸いあまり落ちていないように見受けられる。免許証は返納したので、病院や買物には同伴するものの、家事全般あまり不自由なくこなしていると信じていた。

 私たちが知らない昔から飲み続けているコレステロールのお薬をいただきに、昨日内科に同伴したついでに、スーパーの買い出しにも行った。買物は週に1,2回。夫か私が同伴する。一週間分くらいをまとめ買いするので、大抵は大荷物になる。同じものを大量に買わないために、私たち自身の買物は同時にしないで、干渉しすぎないように気を付けながら見守るのが、私たちの暗黙のルール。杖代わりに本人にはカートを押してもらって、出来るだけ戻らないようにお決まりのルートを進む。買い忘れしたからと、後戻りすると一度かごに入れたものを二重買いしてしまうのが常だから。頻繁に買っているのは、キャベツと牛乳、ヨーグルトそして卵。なので、それらの品物を手に取ろうとしたら、おうちに残っているものはなかったか確認の声をかける。「どうだったかわからない、けど買っておく」ということもあるが、前回買い物をしたのは4日前なのでそんな時は、一応買うことに。すごいのは、お金の計算はちゃんとできること。大きいお札に頼らず、小銭も出しているのがすごい。私などは、後ろに並んでいる人がいたりするとできるだけ早くレジを抜けたくて、お札を出して、財布の中を小銭だらけにしてしまうが。これは私自身の認知機能低下に拍車をかけている行為に違いないと、義母を見るたび反省する。

 普段は、買物を終えて自宅に帰り、荷物を玄関に運ぶところまでしかアシストしない。冷蔵庫を開けて手伝ったりするのは、義母の自尊心を傷つけるだろうと思うから。しかしたまたま、その日買ったはずの椿油がないと言い出して、一緒に探しているときに見た怖い光景。パントリーの中に、要冷蔵のお刺身!!!

 次回からは、さりげなく冷蔵庫へ入れるところまで見届けなくては。