高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

お財布を拾っていただいたお礼

 義母がトイレに忘れてしまったお財布を拾って届けて下さったのは、スーパーに入っているクリーニング屋さん。当日は気が動転してお礼をするのをすっかり失念してしまっていたが、次の日になってお礼をしなければと気づいた。しかしその週はなんだかんだとバタバタして、あっという間に一週間が経ってしまっていた。

 しかしすごいことに、一週間後に買物に出かける時、義母の方から「財布を拾って下さった方にお礼をしたい」と言い出した。お金を差し上げるのも生々しいし、菓子折だと、もしや健康に気を使っておられる方に差し上げるわけにもいかず、果物も好き嫌いがあるだろうし…と私は一人、お礼の品を決めあぐねていた。そこへ、義母が「当スーパーの商品券にしよう」と言い出した。素晴らしい。お礼をしなければならないことをしっかりと覚えていたこと、そして思いやりのあるお礼の品のチョイスに感動。財布を拾って下さった方への「大切なものがたくさん入っていた財布を拾っていただき本当にありがとうございました」のご挨拶も素晴らしい。今までいろいろとサポートしなければと、私は力みすぎていたかなと反省してしまった。

 ところが、ところがである、帰宅して買物してきた品を受け取りながら、義父が義母に一言。「今日は財布を忘れて帰っていないかい?」これに発した義母の一言はこれ「生涯に財布をどこかに忘れて来たなんてことは、一度もありませんから!!!」

 

すごい!!! 確かに、お礼も済ませたから、忘れても大丈夫!!! :)