高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

介護者の健康

 最近の義母はとても調子が良さそうだ。孫にアクリルたわしを編んであげたいというので、編み初めだけ私が手伝って、後を任せたら単調に四角く編むだけでなく、四角の周りにヒラヒラとふち飾りまでついていて驚いた。調子の悪い時は、四角く編みたいのに、目の数が増えて行ったり、減りすぎたりしていびつな形になってしまっていたのに。達成感はさらに気分をアゲアゲにして、なにかちょっと凝ったお料理でもしてみようかという明るい気分になるようで嬉しい。負の連鎖ならぬ、アゲアゲ連鎖。アゲアゲ連鎖で、お花に水をあげたくなるし、きれいな花を増やしたくなり、株分けしたり、接ぎ木したりと喜びの連鎖は繋がっていく。何かするたびに疲れを訴えていた義母が、あまり疲れたと言わなくなったのも嬉しい。

 義母はとても調子良いのに、実は私が調子が悪い。前から腎臓結石があるとは言われていて、何度か衝撃波で治療して、半年ごとの定期検査をしていた。それを義母だったか、義父だったかの受診日と重なって定期検査をさぼったのが原因だ。石が尿管に詰まって、七転八倒の痛みを経験した。何と、今回は衝撃波では治療できないとのこと。内視鏡手術で入院が必要らしい。

 介護者は、自分の健康メンテを最優先にしなければならないと痛感。

 

 ただ、今回私が崩れることで、「一人だけで回すのは無理だということ」が周りに伝わるのではないか、と少しだけ怪我の功名を期待する私もいる。