高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

粘膜補修にビタミンA

 角膜潰瘍の治りが悪く、視力低下で家にばかり閉じこもっている私。体を動かすのが落ち込みを治すのに最適だというのは、起立性調節障害適応障害を経験したみゆきを見てきてよくわかっている。私自身が関節リウマチを発症した10年ほど前も全く同じ。始終体中が痛くてふさぎ込み、ほんのちょっとの時間でも痛みから解放されたいと一心に願っていた頃。来る日も来る日もただただ布団を頭からかぶって、じっと丸まって痛みをやり過ごした。痛みは心を弱らせる。心が弱るとますます動けなくなり、動かないと血液循環が悪くなるから、一層痛みが増す。まさに悪循環。それで思いついた!体を動かしてみよう。視力が落ちて車に乗れないのでショッピングモールでウインドウショッピングというわけにもいかないし、猛暑で散歩は無理。さわやかな散歩ができれば、一気に気分は晴れるだろうとは思うが、仕方がないので家の中で少しずつ体を動かしてみる。

 血液循環を良くすると、不思議と痛みが減るようだ。関節の痛みだけではなく、どうやら目の痛みにも効果がありそうだ。痛みが減ると、頭が回る。そうだ!2年前の角膜潰瘍の予後に、”目にはウナギ”という言い伝えを半信半疑で試してみたことがあった。”粘膜を強くするのにビタミンAが良い”とはよく聞く。ウナギにはビタミンAが豊富に含まれる。前回ウナギが劇的に効いたという実感は、正直ない。だが、その年は度々ウナギを食べて何とか免許更新時の視力検査をパスしたんだった。

 ウナギと視力回復の因果関係は定かではない。でも試してみようと思う。美味しいものは気分転換にもなるはずだ。