高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

ガーゼ交換1日目

 当然のように、義父の整形外科への傷の消毒通院1日目の送迎は私がやることに。しかし、義理の祖父母からお願いされたわけでもなく、夫や義妹から頼まれたわけでもない。「病院へは午前中に行くの?」と言われただけ。返事に困った。ここは断固「お願いされたら行きますけど、まだ誰にもお願いされていないので」と言いたかった。言いたかったが、朝から口論をする気力もなく、口論で新しい朝を始めたくなかった。そこで思いついた一言が「目の調子が良くないし、病院通いで事故を起こすのも嫌なのでタクシーで行きます」。それに夫がどう反応するか、少しドキドキしたが思いのほか簡単に「そうなのね。領収書をもらっておいてね」との一言。

 タクシーで行くことを提案したのは、「タクシーで行ったらお金がかかるのだよ。それだけの仕事を私もやっているのだよ。」ということを数字で見てほしかったから。数字で見ても、今までと同じ感覚でいるなら、私の言いたいことは伝わらないのかもしれない。いや、きっと伝わらないのだと思う。それでも、何かしらの抵抗をしなくては気が済まない、私。こじれているかな。