高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

義母の介護認定見直し

 義父が事故に遭って骨折をしてから1ヵ月が経った。ギブスで足を固定してはいるが入院はしていないので、お手洗いに立ったり食事時に食卓へ歩いたりと結構家の中を歩かねばならない場面が多いので、骨折箇所の治りが悪い。当時は全治1ヵ月との診断だったが、高齢ということもあるのか、残念ながら骨の再生は進んでいない。元気な時には日に2度、散歩を欠かさない人だったので、一日がとても長そうだ。義母と顔を突き合わせていなければならない時間が増えて、夫婦の間はギクシャクしっぱなし。よく大声で怒鳴りあっている。

 何とか二人を離す時間を作りたくて、義父が骨折をしたこのタイミングで義父の介護申請をしてみようかと考えた。認定が下りれば、義父がデイケアに出かけられるようになり、気分転換ができるのではないかと考えたのだ。しかし、義父の変形性膝関節症は両方とも手術をしてしまっている上、今回の骨折は、完治しさえすれば元通り歩けるようになるらしく、介護認定は難しいとの医師の判断。確かに、義父は極度の難聴はあるけれど、自立度が大いに高い。どこへでも歩いていけるし、路線バスにも、必要があれば一人で乗れる。勿論、食事や入浴の介助も要らない。

 そこで、現在要支援2の義母の方の介護度変更の届を出してみることに。しかし、義母も傍から見ると自立度が高いので、もしかすると変更は無理かもしれない。今回はダメもとで、介護認定調査を申し込んだ。当日の調査のために、難聴の義父にあらかじめ義母の日頃の様子を聞き取っておくことに。義母の最初の介護調査は、梯子から落ちて入院していた2年前、コロナ禍で面会禁止になっていた時期に入院先で行われたので、調査員の方がどんな質問をされるのかは知らない。なので、義母が通っている物忘れ外来で、家族に聞かれる問診票を使って、義父に聞き取りをした。

そこで、私が気づいていなかったことを、義父が指摘していることに凍り付いた。

私が気づいているのは

- 一日や一週間の計画が自分で建てられない

- 3つ以上の用事を同時に並行して片付けられない

- 同じことを繰り返し話したり、尋ねたりする

- 何度教えても日付があやふやになる

- 今までできていた家庭内の簡単な用事ができない

- 薬をきちんと飲めないので、家族が注意する必要がある

- 昨日の出来事をすっかり忘れてしまう

- お金や持ち物のしまい場所を忘れて「盗まれた」と騒ぐ

 

義父は私が気づいている8項目以外に以下の項目にチェックをしていた

- 生きがいを覚えているふうがない

- 相手の意見を聞かない

- 料理がうまくできず、味付けが変なことがある

- 独り言や同じ言葉の繰り返しが目立つ

 

 

 義母が鬱っぽいと感じたことは無かったので、少しショック。義母が好きな編物の材料を早速差し入れようと思う。人生何かしら楽しいことがなくては!今まではデイケアに出かけるの日の週2日の夕飯の差し入れだけしかしていなかったが、工夫してもっと差し入れの回数を増やす必要もあるのかもしれない。

 

今日の差し入れ:ちょっと量が少ないかな?