高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

母の面会へ

 従姉に母のズタボロな入院生活の話を聞いて、私も面会へ出向くことに。実は、母が入院して以来私の体調も悪い。いつもはストレスは目に来る。が、今回は、目でも尿管結石でもなく、後頭部が痺れる不調。これは母が調子を悪くして、我家で暮らし始めた頃からの異変。母のことを考えると、後頭部、特に右耳の周りが痺れる。激しくなると痛みも出る。ストレスで体調を壊すことは予期していた。予期していたので、睡眠や食事にはいつも以上に気を付けていたつもりだ。特に今、石ができたら大変なので、いつも以上に水分補給をして、目の炎症がひどくならないように、目薬も怠らないよう気を付けてもいた。なのに、今回は違う形で現れた変調。頭の痺れは、何だか怖い。血管が詰まっていたらどうしようかと気にはなっていて、母が入院している間に病院を受診しようとは思っていた。そんな折に入院生活がうまく行っていないと言う知らせ。

 実は、入院生活が順調ならば、感じの良い病院でもあるので予定より長く入院させてもらって、その間に自分自身のメンテをする予定だった。それが無理なら、また方策を練らなければならない。そもそもの予定は、自県での受診予約までのつなぎに入院させていただいた隣県の病院だったが、自県で受診するよりも、はるかに良さそうな病院に巡りあえたので、これは最初の自県での入院予約をお断りして、今の病院で一貫した長期治療をしていただきたいと思ったからだ。

 ところが、今の感じのいい病院で、母は泣いてばかりだという。病気が良くなっていく過程での症状だということならば、そのまま入院というのもアリだと思うが、先ずは、直接母の様子を見て、主治医とも相談しようと思ったのだ。病院を訪ねると、またも母は大泣きの状態。主治医も看護師さんたちも、「あまりにかわいそうなので、連れて帰ってあげて」と口を揃える。医療者にそう言われたら、やはり帰るしかない。自分自身の不調には目をつむる?いや、何か他に方法はないものだろうか?