高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

母の病棟でコロナ患者

 母の入院している病棟で、コロナ患者さんが出たということで当分の間面会禁止になるという連絡がきた。確かに夏休みで人が大量に動いたせいで、地域でもコロナ患者さんが急増しているというニュースは聞いていたので、驚きはしなかったが、いざこうして実際面会が禁止されると急に不安になる。鬱の症状がずいぶん落ち着いて、みゆきとともに会いに行った際はお薬によるハイテンション状態も、ほぼなくなっていたので、後は骨折を治し、元通りの状態に戻すリハビリをすれば、念願の退院もそう遠くないと思っていた矢先のこと。

 入院生活で弱くなった足腰。そして骨折、コロナによる隔離措置。コロナの感染も怖いし、病棟が閉鎖されることにより起こる、患者や看護師さんたちのストレスも気になる。外の世界との隔離が引き起こす弊害は計り知れない。

 今日は母の87歳の誕生日。実はそれに合わせて、定期的に行っている婦人科受診のために、外出する予定だった。できれば入院生活では不足しがちな果物をたっぷり食べさせてやりたいと考えていた。が、お誕生祝も、外出もできない。電話も緊急でなければ不可。限りなく悩ましい。

 緊急でなければ電話も不可とのことだけど、それを知らないふりして、母の安否確認をしてみようかな。その電話の対応で病院の力量も図れるというもの。