高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

2021-01-01から1年間の記事一覧

見守りのスタンス

起立性調節障害のみゆきを支える時には、できるだけ先回りの手出し、口出しをしないようにと心がけてきたつもりだ。しかし、もしかすると認知症のサポートには、本人に気づかれないように、先回りの環境整備が必要なのかもしれないと感じている。 手始めは、…

レミニールとプレタール

義母が認知症を宣告されて、お薬が処方されてから約2週間。飲んだり、飲まなかったり、重ねて飲んだりしては大変なので、まずは予定表として使っているカレンダーの横に、お薬用のカレンダーを併設。朝の分(レミニール+プレタール)、夜の分(レミニール…

認知症と抗アレルギー薬

義母の物忘れ外来の初診時に、医師から言われた一言がずっと引っかかっている。それは、アレルギー薬のこと。「アレルギーの薬を飲んでいませんか?飲んでたらすぐにやめてね」という一言。義母は飲んでいない。ただ、私自身と娘、みゆきが飲んでいる。 みゆ…

認知症の意外な兆候

義母が、探し物を始めたり、火傷をしたり、梯子から落下する事故を起こす、少し以前のこと。魚の目に悩んでいた時期がある。治療をしても、何度も繰り返しできるのだ。魚の目というと、よく歩く人が、靴の圧迫や不具合でできるものだろうという先入観があっ…

認知症診断(物忘れ外来初診)

かかりつけ医に紹介状を書いていただいて、義妹と私とで付き添って専門医を受診した。かかりつけ医が推薦してくださったのは、一つは近くの総合病院。市の認知症の中核病院だとのこと。もう一つは車で30分くらいの郊外の総合病院の物忘れ外来。実は私、どち…

認知症診断を受けた頃の義母の様子

義妹が、母親の認知症に確信を持った出来事は、両親が真夏に冬物の寝具を使っていたのを目撃したことだった。実の娘の了解が得られたところで、すぐに「物忘れ外来」を受診しなければと、私はその足で義母のかかりつけ医へ。紹介状を書いていただかなくては…

認知症の始まりの始まり

あれ?と思ったのは、探し物がきっかけだったと前述したけれど、後になって思うともしかしたらもっと前にも、ちゃんとサインはあったかもしれないと思い当たる。 義母の場合、探し物を始める1年くらい前のこと。普段は料理をしていて怪我や火傷をすることは…

認知症の始まり

最初の兆候は、何だっただろう。いつも一緒にいた母の話では、私の父の場合、探し物が目立つようになったことだった。一番最初は、車のカギ。出かけようとする度に、車のカギを探すようになった。当時はまだ車の運転もしていた。父はとても几帳面な人で、退…

認知症になった義母の性格

義母は、明るく社交的で優しい人。植物をこよなく愛し、どんなに暑い日でも大きな2個のジョウロを持って、家の周り中の植物に水やりを欠かしたことがない。若干19歳で、当時は農家をしていた義父の家に嫁入り。農作業や力仕事は、大の得意。両親のほかに未…

認知症診断を受けるきっかけ

いつもは忙しい義妹が珍しく、里帰りして実家の散らかりようが気になったようで、3日間続けざまに実家を訪ねて来た。義妹には、義母の物忘れが気になるということは、2年前くらいから事あるごとに伝えていた。しかし盆正月の家族の食事会などで、短時間会っ…

医師選びの大切さ

医師を選ぶのは難しい。それはさんざん体験したこと。何度も失敗して、何となく医師を選ぶ目安のようなものは、ぼんやりと持っていたつもりだ。 1. 相手を寄せ付けないような態度の医師とはうまくやれない (気軽に疑問点を質問できたり、相談できる方である…

片付けられない症候群と起立性調節障害の関係

これだけ赤裸々に、みゆきの病状を書いてきたのにずっと今まで触れられなかったことがある。それは、高校時代、彼女が、極端に片付けられない人だったこと。小学生、中学生の頃にはそうではなかったと記憶している。自分の部屋を持つようになってから、彼女…

病院は変えて良い

一般的には、一度病院を決めたら、安易にあちこち変えるものではないと言われる。確かに、同じ薬をもらうのに複数の病院へ行くのは良くないと思う。 しかし、今の治療に納得できない時、治療の効果が感じられない時、主治医と同じ方向がむけない時は、新しい…

注射恐怖症と起立性調節障害の関係

コロナワクチンの接種が加速している中、ふと思い出したことがある。みゆきの極度の注射嫌いのこと。子供の頃は予防接種に行っても、あまり怖がることはなく、注射後にもらえる飴玉目当てにワクワクして、ベソをかくこともなかったと記憶している。 それが、…

医師選びに悩んだ日々

歯科医探しの難しさを体験して、みゆきが起立性調節障害に苦しんでいた頃の医師選びの苦悩を思い出した。くしくも高温多湿のこの時期、ODの患者にとって、一年で最もしんどい季節。 みゆきの場合、病名が分かるまでに辿った道のりは、今思い出しても長く苦し…

医師を選ぶ難しさ

その後、緊急事態宣言も再度出されたが、ありがたいことに撮影の仕事はそれほど減っていないようで、一度目の宣言下のような自宅待機はせずに済んでいるおかげで みゆきの体調も落ち着いているようだ。 ただ、ここに来て歯が痛いと言い出した。すぐに歯医者…