高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

2022-01-01から1年間の記事一覧

ちょっとした心配

カメラマンのアシスタントをしているみゆきのこと。幸い師匠は、有能なカメラマンで人柄も素晴らしい方。雑誌の仕事の他にもご自身の作品の個展を各地で開催されるようなその方は、みゆきを上手に鍛えて下さっているように見受けられる。その方がみゆきをカ…

入院生活を快適にするプラスアイテム

短期間に2度の入院をしたので、その時に病院から渡される必需品リスト以外にも持っておけば良かったと思った物リストを今後のために記録しておこうと思う。自分だけでなく、家族や友人が入院することがあったら、少しでも快適に入院生活を送ってもらえるよ…

角膜潰瘍その後

角膜感染症とは、参天製薬が出しているパンフレットによると細菌やカビ(真菌)、ウイルスなどの病原体が角膜に感染し炎症を起こしている状態のこと。角膜の表面は比較的丈夫な構造をしており、さらに涙によって守られているので、ばい菌に触れただけで感染…

角膜潰瘍

今年はすごい年だ。年始の足の骨折に始まって、尿管結石の手術をして、退院から一か月もたたないうちに今度は目のトラブル。もともとリウマチにくっついているシェーグレン症候群のせいで、涙が少ない私。始終角膜トラブルを起こして眼科には定期的に通って…

尿管結石の術後健診

尿管結石の内視鏡手術の術後検査に行ってきた。手術からちょうど2週間。退院後、すぐには腎臓がひどく腫れ、レイザーで傷ついた腎臓やら尿管の傷のせいで、まるで石が詰まっていた時のような激痛に見舞われて、退院から3日後に病院へ飛んで行って検査を受…

娘を起立性調節障害から守れなかったというトラウマ

大学院生の息子、みゆきの弟が県外から、2~3日の予定で帰省した。卒業後の就職に備えてマイナンバーカードを作るという口実だが、もしかすると私が退院したので顔を見に帰ってきてくれたのかもしれない。若者の特性で、夜が遅いのはごく普通のことだ。なの…

入院中に考えた「老い」について

私の入院経験は、決して少なくない。1.中学時代に虫垂炎の手術で1週間の入院。 2.結婚前の20代の頃に、乳房にしこりができて腫瘍の切除のために入院。幸い良性の 腫瘍だったので、この時も約1週間の入院。3.やはり20代後半に、虫垂炎の時の手術で 残っ…

介護再デビューは強烈に!

尿管結石の内視鏡手術の翌日にハメを外して痛みがぶり返したので、痛み止めのお薬を飲まないで済むようになるまでは、安静に過ごそうと固く決心していた私。1週間後に病院で術後検査の予定が入っているので、その結果が良好であると判断されたら、ボチボチ前…

尿管結石からの介護復帰?

尿管結石の内視鏡手術と言うのは、思った以上に簡単だった。いや簡単、というのは語弊があるかもしれないが、復帰が早いという点では、驚くほど簡単だった。手術前日に入院して、翌日手術、その日から24時間のベッド上安静(これは決して簡単ではなかった…

介護をする側の病気

みゆきの病気をきっかけにフルタイムの仕事を辞めて、非常勤の仕事をしている私。義父母の身近な家族の中で、私が一番時間に余裕があるので必然的に私が二人のメインの介護人。時間もあるし、これまでの恩返しにもなるしと、そのことを不満に思ったことはま…

新たな課題

認知症の義母、お薬のおかげか、最近ちょっと見には病気がわからないくらい調子がいい。イライラして義父と喧嘩をして大声でわめきたてたり、物を投げたりということがめっきり少なくなった。探し物をしている様子もない。 私の体調がすぐれないことで、ここ…

認知症の危機管理

認知症のお薬を飲み始めてから10ヶ月足らず。義母の調子はとても良い。気になっていた探し物も、連れ合いや家族のさりげない注意喚起で、以前よりずっと少なくなっている。義父との怒鳴りあいもあまり聞こえないので、劇的にイライラも減っているように感じ…

キュウリの酢の物

週末の買い出しに行って新鮮な鯵をゲットできた時には、義母が必ず作ってくださるものがある。鯵入りのキュウリの酢の物。酢で絞めた鯵が入り、丁寧に丁寧に手で刻んだキュウリの酢の物はその味もさることながら、歯触りが抜群で、昔から私も大好きな一品。 …

認知症と散歩の関係

義母が、物忘れ外来を再受診すると真っ先に医師から聞かれる質問は決まって「お散歩してますか?」。物忘れ外来のほかにコレステロールのお薬をもらいに2か月に一度行っている内科でも真っ先に聞かれるのは散歩をしているかどうか。それほど、散歩は認知症…

介護者の健康

最近の義母はとても調子が良さそうだ。孫にアクリルたわしを編んであげたいというので、編み初めだけ私が手伝って、後を任せたら単調に四角く編むだけでなく、四角の周りにヒラヒラとふち飾りまでついていて驚いた。調子の悪い時は、四角く編みたいのに、目…

元気な日の思わぬ弊害

義母の顔に、「ガーンの縦線」が入っているのを見るのはとても辛い。しかし絶好調に見える日も悩ましいことがあるということに気づいた。 ある日の朝、その日は私自身の関節リウマチの定期受診の朝のこと。前回の買物から2~3日しかたっていないのに、義母が…

諦めるという生き方

私の実家の母は85歳。私の家から車で1時間半の田舎に一人暮らし。4人兄妹の中の紅一点としてとても大切にされて育った人。父と結婚する以前にも、結婚してからもよそで仕事をしたことなく、専業主婦だった母。社会とのつながりは、いつも"家族経由、父経由…

お財布を拾っていただいたお礼

義母がトイレに忘れてしまったお財布を拾って届けて下さったのは、スーパーに入っているクリーニング屋さん。当日は気が動転してお礼をするのをすっかり失念してしまっていたが、次の日になってお礼をしなければと気づいた。しかしその週はなんだかんだとバ…

財布が!!!

三度目のコロナワクチン接種に行く義母に同伴して、かかりつけ医へ。普段予定を書いているカレンダーには、出かける時刻と(ワクチンは肩に打つので)半袖の上に厚めの上着を!と2週間前に予約が確定した日にメモしておいた。迎えに行くと、出かける準備を…

難聴の弊害

つい最近まで、認知機能の衰えを感じさせなかった義父も、昨年末の変形性膝関節症の膝関節置換手術の長い入院以来調子が良くない。これは入院中から気になっていたことだ。膝関節の置換手術は、一昨年に続き二度目。最初の入院では、あの長い入院生活中も認…

買物の分類

ちょっとした浮き沈みはあるものの、お薬を飲み始めてから義母の認知機能は幸いあまり落ちていないように見受けられる。免許証は返納したので、病院や買物には同伴するものの、家事全般あまり不自由なくこなしていると信じていた。 私たちが知らない昔から飲…

初めての迷子事件

義父の大学病院受診の日のこと。足の不自由な義父と付き添いの義母を、病院の玄関に降ろし、いつものように院内の駐車場に停めてから二人に合流するつもりだった。駐車場が混んでいて、停めるまでに時間がかかってしまったが、義父の受診する診療科はわかっ…

洋服が…

認知症になると、洋服が変になると聞く。季節外れの物を着たり、ちぐはぐになったり。義母の場合は、真夏に真冬の布団を使っていたという衝撃的な事実はあったが、洋服についてはあまり違和感はないように見受けられる。冬になってからは、確かに冬物を着て…

夢の続き

以前に、義母は夢に見た現象を事実と勘違いしてしまうことがあるということを書いたことがある。いくつか現実とは全く違う夢の話を聞いたことがある。例えば”東京でカメラマンのアシスタントをしているみゆきが仕事を辞めて帰省する夢”を見た義母が「みゆき…

食事の差し入れ

認知症の義母は、自立度が高く、とてもありがたいことに日頃は介助がほとんど必要ない。助けが要るのは、病院や買物に行くときの車の運転と付き添い、郵便物や書類の確認、保存。それから義母がデイケアに行く週2回の夕食の差し入れくらい。たった週2回の夕…

おてだま

実家の母が、地域の老人クラブ的なところで「お手玉が脳の活性化に役立つ」と聞いたらしく、お手玉遊びを始めた。たくさん作ったからと、私も3個分けてもらった。もしかすると義母も興味を示すかもしれないと思い、「お手玉やりますか?」と持っていったら…

みゆきの近況

起立性調節障害を発症して、高校に行きづらかった娘みゆき。親元を離れて大学に行き、通学で歩くことが多くなり徐々に病気を克服していった。大学生活はとても順調で、完全に健康体になったかと思われた。しかし、大きな写真スタジオに就職してからしばらく…

年末年始の大忙し

コロナ禍になってからは、お正月もお盆も親戚の大勢でのディナーパーティーは全くしていない。しかし、義母の記憶にしっかりと刻まれているのは、長年やってきた義父母と我家の4人、義妹の家族5人、そして叔父ご夫妻の加わる13人の大きな食事会。なので、…