高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族のあゆみ

高校生で起立性調節障害を発症した娘と家族の記録

2023-01-01から1年間の記事一覧

いざ、隣県の病院へ

道中長かった。しくしくと泣く母を気遣って、義妹は高速道路を使わず、休み休み行くことに。まめに、トイレ休憩をし、お薬が切れるといけない、と眺めのいいドライブインで食事休憩も。「何が食べたい?」と聞くと「ピザでいい」との返事。”ピザが良い”では…

隣県の病院受診

メンタルクリニックで書いていただいた紹介状を、隣県の医療機関に指示された通りにファックスして受け入れていただくことが決まった。順番が逆になったが、弟家族に相談し、母にも話して、早速次の日に受診する運びに。忙しい最中の弟家族だが、義妹が当日…

救いの神

”もう一日たりとも、持たない!!!!!私までぶち壊れる!!!!!”と思っていたところに、セルトラリンで高ぶっていて、思わず母が”助けて”と電話して飛んできてくれた従姉が救いの手を差し伸べてくれた。”大変なんじゃない?大丈夫?”と電話してくれた。”大丈夫じゃ…

心療内科から精神科受診まで

夫が鬱で苦しんだのは11年前。みゆきが起立性調節障害で臥せるまだ前の話。夫が職場で、新しい部署に配属され、残業が続いて毎日帰宅が午前様だった頃のこと。いつのまにか眠れなくなり、夜中に熊のようにのっしのっしと歩き回り、朝になっても不機嫌で何を…

メンタルクリニックから総合病院の精神科を紹介してもらう

メンタルクリニック受診はスムーズだった。症状の経過と要望を書いて、先にお渡ししていたのは良かった。ドクターの側も、ご自身がどんな風に患者家族に関わればよいかが明確に分かっているということで、サクサクと話が進む感じが快適だった。ドクターが紹…

メンタルクリニック受診

母の症状はただただ悲しく、何もやる気のなくなってしまう単なる鬱ではなさそうだ。ただ、認知機能は落ちておらず、幻覚や幻聴があるような精神疾患ではなさそうだ。どんな病院を受診するかは、迷うところではある。できれば精神科も心療内科も老人科もある…

心療内科受診まで

心療内科受診までの4日間。実家で母と二人で過ごしたこの時間は、永遠に続く暗い迷路のようだった。セロトニンが、母を手に負えなくしていることは何となく想像できたが、自分勝手に休薬するべきでないこともわかっている。新しく始めたクロチアゼパムが母…

セルトラリン

母がかかりつけ医に、気分の落ち込みを訴えて最初に処方されたお薬がセルトラリン 25mg。1日1回夕食後に服用するようにと処方された。飲み始めてからの母の様子を観察すると、思い返せば、あっという間に不安感が膨れ上がっていったように見受けられた。…

応援3日目

この日は早朝4時から動き回る母。「庭の排水が気になる」と血相を変えて暗い庭に出て行こうとするのを、「転んで骨折でもしたら大変だから」と必死で止めること数十回。しかし、食事の支度をしたり、後片付けをしているすきに、こっそり静かに、信じられない…

応援要請2日目

弟夫婦が来てくれた日の夕食は、わりと穏やかな時間が流れた。長く食事もろくにできなかった母が、驚くほどよく食べ、食事が終わるなり、彼らに別れも告げずに眠りについた。まだ夕方の5時。こんな時間に寝てしまったら、明日の朝はどれだけ早いのだろうか…

応援要請

母と二人、実家に戻った日。半狂乱で泣き叫ぶ母をどうなだめて良いか途方に暮れて、自分自身すら壊れてしまいそうな気がして、弟に電話をした。「助けておくれ!」と。つい先日、母を預かってくれた直後だったので、どんな状況なのかをすぐさま察したのだと…

同居の破局

母が来て6日目。弟一家にしばしのブレイクを懇願したので、正味5日しか経っていないというのに、我家での生活は破綻。母は、夫の前であることすら配慮できないくらいに落ち込んだ。この体調の急降下に、ついていけない。このままだと、夫まで鬱になってし…

鬱老人介護のブレイク

つい最近まで元気だった母は、介護認定を受けていない。なので、一緒にいることに行き詰ってもHELPを公に求めることができない。たった4日一緒にいただけなのに、私も夫も、完全に負のエネルギーにやられてしまった。これから始まる大型連休のことを考える…

認知症の義母が救いに

母が我家に来てから、3日。特に朝の落ち込みが激しい。寝る前に睡眠導入時を飲んだのに、早朝に起きだしてくる母。眠れなかったのかもしれない。起きて顔を洗って、私たち夫婦の食事に加わって食卓には着く。が、食事を始めるなり、俯いて頭を抱える。夫のメ…

母を我家に

田舎に一人暮らしの母を、我家に連れて来た。不調が始まって1ヵ月あまり。かたくなに我家に来ることを拒んでいた母だが、住んでいる田舎の家の排水がうまくいかないと電話してきたので、”そろそろ一人暮らしを諦める頃合いなのだよ”と説得して連れて来た。…

認知症外来

今日は義母の4ヶ月に1度の、脳外科受診の日。相変わらず当たり前のように私が同伴している。ただ、私の頭の中は、心具合の悪い母のことで頭がいっぱい。そのことを知っているのに、何も言わない夫。義妹も、先日義父の病院の付き添いを頼んだので、義父母…

ケアマネさんを使いこなす!

ケアマネさんのアイデア、”義母がデイケアに行く日の夕食は、業者風お弁当を作って、そのお代ももらうのが良い”というのは、私の支援を遠慮して固辞する対処法として名案だと思った。早速、今日から試そうかなとも思った。でも、よく考えたら、この策、実子…

介護はクリエイティブに!

ここのところ義母の軟膏を付けるお手伝いに朝晩通っている。軟膏をしまったところがわからなくなって、どこかから古い古いお薬を発掘して間違って付けないための苦肉の策。そこで気が付く義母の深刻な症状。どうも、時間の感覚も怪しくなっている気がする。 …

嚥下困難

義母は、掃除や庭仕事でせこせこと良く動き、よくしゃべるので、食べ物を詰まらせることはほとんどない。だが、父の方は認知能力はとても高いが、事故で骨折して以来、歩かなくなってしまったし、もともと無口で、人と会うことがないので、しゃべることもほ…

軟膏の管理

義母が庭仕事で、虫刺され。ひどくなって、化膿したので皮膚科を受診し、お薬をもらって来た。抗生剤をいただいたので、飲み薬の管理は何とか工夫した。いつものお薬カレンダーの横に抗生剤用のカレンダーを貼った。が、案の定2つのカレンダーを同時に見る…

初夏のお決まり

夏が近づくこの季節、義母は草取りが生き甲斐。そもそも大好きな庭仕事。水やりも大好き。雨の日でも水やりを欠かさない(汗)のは運動になるだろうし、いいかな、と干渉しないことにしている。ただ、雑草抜きは曲者。虫が多くなるこの時期、肌の弱い義母は…

怪我の功名

母の具合が悪いので、それを理由に義妹に義父の病院の同伴をお願いした。今月は義父母の病院受診がいつもの月より多い。私の仕事も忙しい月なので、一応私の仕事の日には病院受診が重ならないように調整してはいたが、ちょっと重荷だなと感じていた。そんな…

老人は頑固なものなのか?

実家の母の心具合が悪い。久しぶりに実家に連泊して一緒に食事したり、散歩したり体操したり、歌を歌ったりしてみたが、その時は一瞬付き合ってはくれるものの、何かしていないと暗~くなって黙って俯いて考え込んでしまう。友人に相談すると「一人暮らしっ…

兄弟姉妹の足並み

心具合の悪い母を何とか一刻も早く近くに呼び寄せたくて、弟夫婦にも協力要請をするが、反応が薄い。「一過性の不調なのかもよ」とか、「静かな田舎暮らしに勝るものはないよ」と、するりと逃げられる感じが、私にはじれったくてたまらない。私がせっかちな…

実家の母の不調

義父母のお世話に追われて、実家の母へ十分な配慮ができていなかったのかもしれない。時々電話をしたり、メールをしたり、気を付けていたつもりではあった。せめて月に一度は母を訪ねて、実際に暮らしぶりを確認したいと思ってはいるが、義父が事故に遭った…

みゆきに会いに行って来た

私自身の心の安定のために大きな気分転換をしたくて、みゆきに会いに東京へ行って来た。突然思いついたので、彼女の仕事が立て込んでいたら会えないかもしれないとも思ったが、それならそれで日常と違う場所で、一人非日常な何かをすればいいと割り切って。…

事故の怪我の教訓

義父が散歩中に事故に遭って骨折してから、6週間。やっとギブスが取れた。真夏ではなかったとはいえ、6週間もお風呂にも入れず、息抜きの散歩もできず、さぞ大変だったことだろう。私だったら、きっと精神的にダウンしていたと思うが、義父は何と我慢強く…

食事支援を固辞

しっかりと記録していなかったが、この1年ほどは義母がデイケアに行く週2日の夕食だけだけだが、差し入れて来た。デイケアの日は夕方5時過ぎに帰宅する義母。疲れて帰宅して、それからお風呂を済ませて食事の支度にかかると、食べるのがとんでもなく遅い時…

高齢でも楽しめる趣味って何だろう

認知症の義母が、生きがいを失っているようだと指摘した義父の言葉は衝撃だった。早速、義母の好きな編物の材料を差し入れようと手芸店で毛糸を選びながら、ふと、義父の方の生きがいって何だろうかと考えた。義母の楽しいと思えるものは私もすぐ「編物」「…

義母の介護認定見直し

義父が事故に遭って骨折をしてから1ヵ月が経った。ギブスで足を固定してはいるが入院はしていないので、お手洗いに立ったり食事時に食卓へ歩いたりと結構家の中を歩かねばならない場面が多いので、骨折箇所の治りが悪い。当時は全治1ヵ月との診断だったが…